青い気質の子
青が落ち込んだときに、同意とか元気づけて欲しい訳ではありません。自分の気落ちに
気づいて欲しいだけです。また自分の考えをまとめたりするのが時間が必要ので、その場で
無理やり解決することも望んでいない。アドバイスより、話を聞いてあげて青自身が解決法
を見つけるために質問で誘導する。
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黄色の気質について:(この様な行動をよく見られる。)
内向的 (人と喋る前に考えをまとめる)
◇すぐには答えない。
◇話し合いに参加するのを躊躇する。
◇尋ねるまで意見や考えを言わない。
目標達成指向
◇課題が完了する前に先に進むのに抵抗がある。
◇他人と協力するよりも、一人での作業を好む。
◇質の良い仕事をこなすが、上手くいかないとイライラする。
長所
- ◇感情豊か
- ◇創造的
- ◇冷静で集中力がある
- ◇正直
- ◇思いやりがある
- ◇整理整頓が得意
- ◇問題解決が得意
- ◇論理的
- ◇緻密に考える
短所
- ◇不機嫌になることがよくある
- ◇立ち直りが遅い
- ◇自信がない
- ◇大人しい
- ◇突発的な変更は苦手
- ◇間違いにこだわる
- ◇群衆に圧倒されやすい
- ◇心配性
- ◇計画作成に多くの時間がかかる
やる気を上げる
信用する:
能力を信じて励ます。信用されていると思うと、困難を乗り換えて
目標を達成する気になる。
・ 共感する:
気持ちを想像して共感してあげるとより早く切り替えができる。
・ 肯定的な発言から入る:
常に期待に応えようとするプレッシャーがあるため、
肯定的な発言で安心できる。
・ 心理的支えになる:
青は自分からは助けを求めないが、
声を掛けられると安心する。
・ 時間を与える:
警戒心が強く、人または環境に慣れるまでは時間が必要。
やる気を下げる
環境や計画を急に変える:
環境の変化に敏感なので急な変化に不安を感じる。
・ 参加したくないと決めつける:
大人しいやシャイと思われがちだが、認められたり、
みんなと行動したい気持ちがある。
・ 圧力をかける:
批判より勇気づける言葉が効果的。
・ 処理する時間を与えない:
小さなミスでもがっかりしてしまうため、
じっくり考えるための時間がないと、次に進めなくなる。
・ 騒がしい環境:
人混みの中や大きな音に敏感で疲れが溜まるので、
全校集会などの後は回復する時間が必要。
励ましになる言葉:
💬 1.さすが、それに気づいた。感性豊かなところが好き。
💬 2.〇〇さんの考えは素敵だね。とても創造的!
💬 3.この問題を真剣に考えてくれてありがとう。
💬 4.信頼している。いつも私に正直に話してくれてありがとう。
💬 5.自主的に仕事を取り組む〇〇さんにいつも感心しているよ。
このプロジェクトを一人でやって欲しいとお願いされたら、できる?
💬 6.細かいことまで気がついて考える力があって、完璧な計画だね。
💬 7.私の話を聞いてくれてありがとう。人の話を聞くことがとて上手だね。
💬 8.時間と苦労をかけて作った作品だとすぐわかる。
💬 9.勉強会でとても集中してきたので、間違いなく準備ができているね。
💬 10.〇〇さんは、色々な物を正確に見ることが上手なので、これを確認してくれない?
💬 11.時間通りに行動するから頼りになる。
💬 12.もう少し考える時間を欲しい?
💬 13.とても大きなプロジェクトだったね。緻密(ちみつ)考えて、取り組まれていて、
素晴らしい結果だった。
💬 14.週末の予定を決める前に、まず〇〇さんの予定はどうですか。
💬 15.熱心に仕事をするのがとてもすごいね。気が散ることもなく最後まで集中して頑張
ることができる人だね。
💬 16.よく考えられて色々なことが整理されて取り組まれているのが分かるよ。
💬 17.〇〇さんならこの問題を解決できる。
💬 18.いつも物事をよくしようとするところが好き。
💬 19.日頃の行動で、信頼できる(人だ)とわかるので、行くことを許可できるよ。
💬 20.親友だね、今年とても仲良くなってよかったね。
よく見ると上記の言葉は青の長所が含められています。
児童・生徒の気質を意識して、心を響く言葉を掛けてあげると動機付けと共に問題行動も減っていきます。
自信を与え、勇気づける言葉
支援が必要とするときに気づく:
幼児: それはちょっと難しいね。一緒にやる?
高学年: 全員が理解できるように、まずは見本を見せます。
13歳以上: 疲れたでしょう。何か手伝うものある?
秘密を守る:
幼児: 言いたいことがあったら、何でも言ってね。
高学年: 私のことを信用して、話してくれたありがとう。
13歳以上: ここだけの話にしますね。私はあなただけの秘密にしておくから
安心しててね。
想像力を鍛える:
幼児: すごい絵だね。もっと詳しく教えて。
高学年: レッスンを受けたいのであれば、開催時間などを調べてくるよ。
13歳以上: あなたの演奏を見るのが大好き!
気持ちを想像する:
幼児: それは悲しくなるね。
高学年: 今日とても大変の日だったみたいね。
13歳以上: あら大変だったね。苦しかったでしょう。
安全な環境を作る:
幼児: 何かあったら、ここにいるからね。
高学年: いつでも相談にのるからね。
13歳以上: 迎えに行って欲しかったら、電話して、すぐ行くから。
能力を信じる。
幼児: できると思ったよ。お母さんの自慢な子だよ。
高学年: ここまでかなり準備してきたね。信じているからね。
13歳以上: あなたが色々なリサーチして頑張ってきたのの見て、みんなが
感動すると思うよ。
「第2案」や「次の手」を考えてもらう。
幼児: 分からなくなったら、誰に聞いたらいいと思う?
高学年: また同じことが起こったら、何をするといいと思う?
13歳以上: これで採用されなかった時用に、もう一つ案は用意してある?
プライバシーを尊重する。
幼児: 妹が入らないようにするからね。
高学年: 揉め事があったみたいだね。何があったの?
言えることだでいいから、よかったら聞きせてね。
13歳以上: ~する前にまずはあなたに聞いてからにしようと思って。
目を見て話す。
幼児: ゆっくりお話しできる場所を探そう。
高学年: お話しをしっかり聞きたいから聞かせてね。
13歳以上: 喫茶店に行ってゆっくり話そうか?
処理できる時間を与える
幼児: 返事は夕方までいいからね。
高学年: お話ししたかったら、ここにいるからね。
13歳以上: 来週まで様子を見て、その時またお話しよう。
自信をなくし、やる気を奪う言葉
気持ちを聞き流す:
幼児: そんなことで泣かないで!
高学年: 気にしないで、そんなつもりで言ってないと思うよ。
13歳以上: まだそれを引きずっているの!
悪者にする:
幼児: あなたが機嫌が悪いのでみんなも落ち込んじゃった。
高学年: 何でいつも一緒に行かなの?
13歳以上: 高いお金払ったのに、いまさら行かないと言うなんて。
詳細を教えない。
幼児 今日何するか心配しなくてもいいよ、後で言うから。
高学年 何時に始まるかよく分からないけど、遅れて行ったら何して
るか分かると思うよ
13歳以上 まだこれが最後のグレードに関係してくるかは決めてない。
報告なしで計画を変更する
幼児: これからよるところがある。
高学年: あなたの友だちを遊びに誘ったからね。
13歳以上: 宿題を後にして、今全員で買い物を行くよ。
引き込むことを許す:
幼児: みんなは楽しんでいるよ。ぐずるんだった違う場所に行って。
高学年: 何が嫌でダメなのか早く言って、でも全部それに答えてられないから。
13歳以上: どうぞ気が済むまで部屋に待ったら。
話しているときに割り込む。
幼児: そんなことより、もっと違う話をしよう。
高学年: あなたはもっと〇〇すべきだと私は思うな。
13歳以上: 今は時間がなくて話が聞けないけど、本当にそれが大切なことなら
ここで待ってて。
準備ができていない。
幼児: 何か持ってくるなんて思ってもいなかった!ごめんね。
高学年: これは想定してなかった。どうしよう。
13歳以上: 臨機応変で行こう。なんとかなる。
社交的活動を多く取り入れる。
幼児: 家にクラス全員を招待したからね。
高学年: 今日は忙しい日だよ。まずはピアノでしょう、次は買い物、そして…
13歳以上: 高橋一家と一緒に旅行することになった。楽しそうでしょう。
無理やりに元気付けようとする
幼児: 友だちと遊んだら、気が楽になるよ。
高学年: みんなと楽しめばいいのに。そんなに難しいことじゃないはず。
13歳以上: 元気出して、前向きで行こう!
間違えを指摘する
幼児: 惜しい!この2つは違うよ!
高学年: これは前に間違った問題と一緒だね。
13歳以上: ゴールを2回外したけれで、まあまあいい試合だった。
問題行動を起こした場合に
その行動に反応をせずにまず一息をついて
その行動の裏にある理由の対応をとる
青が落ち込んだときに、同意とか元気づけて欲しい訳ではありません。自分の気落ちに気づいて欲しいだけです。
また自分の考えをまとめたりするのが時間が必要ので、その場で
無理やり解決することも望んでいない。アドバイスより、話を聞いてあげて青自身が解決法
を見つけるために質問で誘導する。
① 児童・生徒の感情を認識する。
(同意する必要がない)。
「〇〇で腹が立ったね。」
「〇〇で悲しかったのね。」
「〇〇で悔しかったのね。」
「とてもイライラしているみたい。」
② 聞いてあげる。または、時間を与える。
「何があったの。」
「それで。。。」
「少し落ち着いたら、話を聞いてあげようか。」
③ 長所を褒める。
「とても集中して課題を取り組んだね。」
「論理的(創造的)な視点かる見るのが得意んだようね。」
「とても思いやるりがあるんだようね。」
④ 言葉の力を信じて、青に気質に響く言葉を使いましょう。
☆ 発表があるときに予告をし、準備する時間を与える。
「明日、発表があるので分からないことがあったら聞きに来てね。」
☆ 違う視点から見てもらう。
「もしかしたら、相手があなたと関係なく、別な理由で怒っていたかも。」
「〇〇の影響もあったかもね。」
☆ 第2案や次の手を考えてもらう。
「次回、安心して参加できるため、何するとよいと思う?」
「次何を言えばいいのかを考えて、少し練習してみる?」
✴︎ 禁句の言葉:
「大丈夫」
「なんとかなる」
「たいした事ないでしょう」
「くよくよするな!」
青の気質は下記のスキルを身につけること:
・ 招待に応じたり、ボランティアしたりする。
・ 人を許す。恨まない。
・ 不安を感じるとき、第2案や次の手を考えておく。
・ 距離を置かずに、意見を共有したり発言したりする。
・ 褒められたら、受け止める。
・ 期待に沿えないときには疑うより信用してみる。
・ (特に予定の変換に)柔軟な姿勢をとる。
・ 色々なものに挑戦をする。
・ 笑顔で対応する。楽観的にとらえる。
・ 確認するために聞こえたことを繰り返して言う。
・ 完璧なものより「十分に良い」物でも提出する。
・ 周りを気づいてもらうのを待つのではなく、自分から言う。
・ 恵まれていることに感謝する。
・ 完璧であることを目指すのではなく、進歩することの大事さに気づく。
・ 自信がなくっても意見を共有をし、話し合いに参加する。
長所とニーズを意識し、声をかけてあげることによって、児童・生徒が大きくより良く変わっていきます。
下記のサイトより和訳しました。
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