お互いの気質によって対立が発生した場合は?
私たちは互いにどちらも人間だから理解しあえることが容易ではない。気質の短所でぶつかり合う時もあります。
例えば、緑の気質の子は興味がなければ、やらない。マイペースでもある。目標達成指向の赤と青の気質の保護者や教員には理解できないでしょう。ただ怒ったり、脅かしたりすると逆効果である。緑の気質が頑固になったり、一応注文に従うが、恨みが発生して、今後の関係には響く危険性がある。ではどうすれば良いでしょう?
自分お気質により、相手と接する時に注意した方が良いことをカスリーン・エデルマンがこのように纏めました。
●●自分は黄色の気質の場合●●:
相手は黄色:
- 熱心な聞き手になろう。目を見て、意見や解説を追加せずに最後まで話を聞こう。
- 人気を5分しよう。あえて黄色に光る場面を作っておくと良い。
- お互い感情に流れやすいので、事実確認を忘れないように。
現実的?安全?
- 体制を作り上げよう。お互いは忘れがちなので、予定表などを利用すると良い。
相手は赤:
- 熱意を和らげよう。赤い気質は冒険も好むが黄色気質のエネルギーにはついていけない場合が多い。
- 全ては楽しくなる必要がないことを忘れないように。黄色気質が楽しいと思うことは赤い気質は愚かにとらえる場合もある。また勝てないゲームのために間抜けに見えることを嫌う。
- 事実で示す。感情的な議論(パーティーに参加しなかったら気づくかもしれないよ)には説得されない。論理的な議論が鍵となる。
- 指示を短く心がけよう。赤は話を大体分かった時点で聞くのを止める。
相手は青:
- 許可なしで、青自身を話題にしないように。注目を浴びるのを避けるので例えば、昨日の面白い話をみんなの前で披露するのは禁句。
- 事実に焦点を当てよう。どんな時でも対応できるため、詳細は特に必要とする。遅れたり、準備ができてなかったりすることが不安にさせる。
- 落ち込んだ気持ちをそのまま受け入れよう。すぐに元気付けるのではなく共感してあげよう。
- 見た目で判断をしないように。明るく笑い顔ではなくっても楽しんでいることには変わらない。
相手は緑:
- 励ましてあげよう。後押しして、勇気付ける役になろう。
- 笑い者にしないように。緑は自信を無くしやすい。
- 心身を充電できる環境を作るように心かけよう。
- お互い時間管理が苦手なので、特に時間を意識する必要がある。
●●自分は赤い気質の場合●●:
相手は黄色:
- ながらをしない。黄色気質の話が長くなりがちだけれど、目を見て全面的な関心を向けてあげよう
- 黄色自身で決めてもらう。力を発揮さる機会を与えよう。
- 落ち着いた声で話そう。モデルを示すと、黄色も落ち着きやすくなる。
- 一緒に楽しもう。例え意味のない活動だと思っても、赤としては認めていると感じる大事な活動でもある。
相手は赤:
- 熱くならずに一旦リセットしよう。「面白い意見だ」「なんでそう思うの」と尋ねるだけで対立にならずにお互いを知る良い機会になる。
- 特権を利用しない。例え自分の意見を変えるつもりでいても、話し合いに混ざってもらうことで認められていると感じさせる大事な行動である。
- 討論を避けよう。解決を目指した話し合いに変えてみることに。
- 決めてもらう機会を作ると自信と成長に繋がる。
相手は青:
- 励ます努力をしよう。青は周りの期待に応えないと落ち込みが激しい。
- 待ってあげよう。一番効果的には見えないが、青い気質は問題解決や完璧主義を重視している。より良い方法を信じて待ちましょう
- 火に油を注がないこと。青は一番の批評者である。十分に欠点を分かっている。
- 青の思いやりや気配りを評価しよう。赤の気質と対照的だが、青の良さに理解をしてみよう。
相手は緑:
- 冷静になろう。緑は同じ切迫感がない。生まれながらマイペースであることを忘れないように。
- 動機付けの言葉を合わせてみよう。怒鳴ったり、脅したりするのは逆効果。これらの行動でますます頑固になりがち。励ましたり、支援したりする方がよっぽど行動を変えることができる。
- 意見を求めよう。決断力の強い赤の前になかなか発言をしない。意見が違うとなおさらしない。自分の意見を言う前に一息ついて緑の考えを伺おう。
- 興味のあることを一緒に見つけよう。色々なことを提案し続けると良い。緑は多くのことには興味を持たない傾向、1~2つに限る場合は珍しくない。
●●自分は青い気質の場合●●:
相手は黄色:
- 説明を短くしよう。詳細が多いと耳を貸さなくなる。
② 一緒に楽観的になろう。自分が落ち込んでいる時、黄色から元気を
もらおう。
③ 差異を尊ぶこと。考えが違う時、お互いの良さを認めあおう。
④ エネルギーの吐け口を作ってみよう。思い切り遊ぶ時間と場所を設
定すると、状況に合わせて、おとなしく過ごしやすくなる。
相手は赤:
- 個人攻撃だと思わないように。議論好きな赤は誰に対しても示す 行動である。
- 決めさせる場面を作ってあげよう。青の「正しい方法」と異なるかもしれないが、赤は色々と考えた上で決断をすることも分かってあげよう。
- 仕事を任せよう。完璧にこなせないかも知れないが、赤の自信に繋ぐ。
- 指示を短くしよう。赤は話を大体分かった時点で聞くのを辞める。
相手は青
- 自分の感情を意識し、相手を不安にさせないように気をつけよう。人生経験が異なるので青を自分の判断で成長することも大事である。
- 批判を優しく言おう。青は一番の批評者である。十分に欠点を分かっている。
- 間違いから学ぼう見本を見せる。結果は全てではなくて、そこまでの失敗や間違いには意味があると教えるいい機会。
- 不安を対処する方法を一緒に見つけよう。「次の手」を考えたり、次回のためにより良くするための計画などを立ててみよう。
相手は緑
- 批判を優しく言う。緑にはキツイ言葉で絶望したり、諦めたりする原因になる。
- 詳細を省こう。緑は詳細に圧倒されやすい。
- 説教をしないように心かけよう。緑は完璧にしようとはしていない。説教で恨みを生んだり、さらに頑固にさせる原因になる。
- 自分の気持ちを意識しよう。緑は周りの人と気持ちを合わせる傾向がある。変化が激しいと疲れやすくなる。
●●自分は緑の気質の場合●●
相手は黄色
- 期待を明確に伝える。決まった方法で物事を行いたいと思っているなら、はっきり伝えないと、黄色はすぐ創造的な方法を選んでしまう。
② 熱意を表情やボディーランゲージで表そう。不自然に感じるかも
知れないがたまに黄色に合わせて、声を出して笑ったり、大きな
笑顔を見せたりしよう。
③ 愛情は感謝を言葉で表してみよう.
④ たまに一緒に冒険しましょう。昼寝のことしか考えてないかもしれ
ないが、黄色の元気さにたまに付き添うって楽しみましょう。
相手は赤
- 落ち着いた態度で対応しよう。赤の情熱で荒れても、長所の平和主義を有効に落ち着かせてみよう。
② 赤は他人の意見を求めないので、自分を理解してもらうために自分の
ことを主張できるようにする。
③ 議論好きな赤に圧倒されないように。ストレス発散を特に意識する
と良い。
④ ルールを一貫性を保つ。赤は限界を押し広げようとする。手を引いた
り、許したりすると行動を悪化させることに繋がることもある。
相手は青
- 周りの感情で影響されやすいので、青の落ち込みにご注意。
- 詳細に気を配よう。自分が苦手でも青にとって、どんな時でも対応できるため、詳細は特に必要とする。
- 忍耐と充実感の見本を示そう。心配性の青に完璧ではなくてもとても価値があると気づく手伝いを。
- 青が引いてしまっても、追いかけよう。これこそは声を掛けて欲しい時。
相手は緑
- 気まずい話でも積極的に進もう。お互い対立を避けるので、解決に向けて会話をしよう。
- (余計な)仕事を引き受けよう。子供と興味をサポートするために自分の負担も増える。見送り、荷物の確認などの覚悟を。
- 体制を作り上げて、やり通す努力を。ルーティンを作ることによって、安定した環境で緑が一人でできる支援となる。
- 周りの先生、顧問、保護者と一貫になる努力を。期待を応えないとストレスになるので、周りの大人と共通理解が鍵となる。
下記のサイトより和訳しました。
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