ローマ字指導
ローマ字の名前を「間違って」覚える児童が多い!
3学年から国語でローマ字が始まります。短い時間数でなかなかマスターするまでは難しいのですが、児童たちがせめて自分の名前を書きたいと思って必死に練習をします。
ここが落とし穴です。
教科書にローマ字の書き方が2つあります。
しかし時間の関係でほとんどは一番簡単な「日本式」がメインになりがちです。もちろん国語やICTのローマ字入力としてこれは全く問題ありません。
ただ中学校に行った時やパスポート申請する時は「日本式」ではなく英語読みに近い「へぼん式」が必要となります。その違いはどういうところでしょうか。
例えば長音の「おう」。日本式で書くと「ou」また「ˆ」の記号を「o」の上に書きます。ヘボン式でどちらも使いません。「おう」と「お」は両方「o」として表します。
小学校3年の国語ではここまで求めていません。
ただし、ぜひお願いしたいのは児童の名前を日本式で覚えさせないことです。ここで覚えてしまうと中学校でなかなか切り替えが難しくなります。
名前を書かせる場合はヘボン式の見本で表示することも一つの工夫です。
私はローマ字指導が終わる頃に4線に書いてある一人一人の名前をラミネートし、磁石をつけます。机に常に磁石で貼ってあって、外国語活動にプリントを使うときに、見ながら名前を書いてもらいます。6年になると何も見ないでへぼん式で自分の名前を書けることを目指しています。
色々と複雑なところがありますので、下記のリンクでパスポートを申請する際のローマ字表記の説明を参考にしてください。
タイプ入力ができる4線のグーグルドックもぜひ使ってみてください。
注意:フォントによると「a」は「a」、「g」は「g」と表す場合があります
iPadの場合: Century Gothic, Chalkboard, や Comic Sans がよく使われます。